星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

2020-01-01から1年間の記事一覧

NGC7023:ケフェウス座の散光星雲

南知多のパワースポットつぶて浦参拝の御利益が早速現れ、撮影準備はノントラブルで完了した。たまには神頼みもやってみるものだと感心した。しかし準備完了したものの霧が発生し、ここまでは通じなかったか?それでも一時間くらいで満天の星空となり、先日…

ちょっと一息:内海のつぶて浦

星友にも最近は受難続きですな~と言われるほど調子が良くないので、気分を変えるために風景写真を撮りに行った。つぶて浦は南知多と伊勢神宮を結ぶパワースポットとして人気があるようです。パワースポットで機運を変えよう!大きな鳥居と岩が立っており対岸の伊…

NGC7023:ケフェウス座の星雲(アイリス星雲)

いつもの茶臼山は天候が良くないので、久しぶりに三重県紀北町まで遠征した。夜空は良好で茶臼山より暗い。新しいフィルターComet-BPで青色の発色が良いとのことでアイリス星雲を狙った。撮影準備を進めるがまたまたパソコンの調子が悪く動かない。やはり15年…

IC1396+Sh2-129:ケフェウス座の散光星雲

月没までの時間つぶしにケフェウス座の観光星雲を撮ってみた。20枚コンポジットしたらノイズが酷くフラットも合っていないようで断念した。月没に近い時間帯の10枚を再コンポジットしたらノイズも少なくなり、クリップ式フィルターはケラレが発生してフラッ…

M1:おうし座の超新星残骸

やっと月没。フルサイズ換算4000㎜、Quad-BPフィルターを生かせる星雲として、かに星雲を撮ってみた。これまで何度も撮っているが、小さくて迫力がない。今回は大きくフィラメント構造もしっかり見えている。色彩も赤色だけでなく緑色や黄色も写っている。露出時…

NGC2403:きりん座の渦巻銀河

ビクセンR200SSとQHY178Cの初撮影ですが、月光下で淡く低高度の銀河を選択したのは間違いでした。NGC247も撮ってみたがこれもダメでした。 きりん座方向の約1000万光年、おおぐま座の頭上にある渦巻銀河で、その視直径は大きく広がっています。ただ広がり…

IC1805+1848+二重星団:カシオペア座の散光星雲とペルセウス座の散開星団

今日は月齢10で月没が深夜2時であり、機材のテストや先回やれなかったことの再トライにはもってこいである。空の状態はいいが、強烈な月光と相変わらずの夜露には閉口する。ステラショットを使ってのアライメントやディザリング撮影のテストをやってみた。ミ…

NGC7293:みずがめ座の惑星状星雲

天気予報はあまり芳しくなかったが、新鏡筒ビクセンR200SSのテストを兼ねて遠征に出かけた。いつもの茶臼山は霧発生の確率が高いため、元気村に出かけた。 三重県(西方面)あたりは大きな雷雲があり頻繁に稲妻が光っていたが、こちらには影響なさそうな…

NGC253:ちょうこくしつ座の渦巻銀河

南天の光害が酷くしかも低高度と風もある条件が悪い中で撮影したが、やはりカブリが酷いので投稿をあきらめた。しかし、3時間以上撮影したのにボツは勿体ないので過去撮り写真も合体して何度も画像処理を続けるうちになんとか見れる状態?になったのでアッ…

NGC281:カシオペア座の散光星雲

天気予報アプリのGPVでは曇りWindyでは晴天と異なっていたが、Windyに期待して遠征に出かけた。現地到着時は全天の曇りでGPVの勝ちか~(泣)それでも10名以上の方が観望・撮影に来ておられた。GPVは余りあてにならないからと準備を進められていた人…

M52+NGC7635:カシオペア座の散開星団と散光星雲

カシオペア座付近にはたくさんの散開星団がありますが、ほとんどが暗くて小さいものです。唯一このM52(写真右上)は明るくびっしりと星の集まりであることが分かります。 NGC7635(写真中央下)は別名バブル星雲やシャボン玉星雲とも言われ、泡のよう…

NGC7380:ケフェウス座の散光星雲

2か月ぶりの撮影で機材の調子が良くない。パソコンが赤道儀を認識してくれないので困っていたが、星友S氏の助言でなんとか立ち上がった。困ったときの経験豊富な星友は有難く、USB差込口を入れ替えるだけで解決。え~なんで~?なんだか良く分からんが直…

NGC6960+NGC6992:はくちょう座の網状星雲

写真右側がNGC6960、左側が6992で数万年前に恒星が爆発した超新星残骸のガスが広がっている姿のようです。この星雲は何本ものフィラメントが重なりリング状の巨大なループを描いているように見えることから網状星雲と名付けられたようです。複雑…

M16+M17:へび座といて座の散光星雲

6月の下旬以降、梅雨の長雨でなかなか撮影機会がなかったが、久しぶりの晴天で遠征に出かけた。土曜日かつペルセウス流星群が見られるとあって家族連れで大盛況である。写真撮影にとっては車のライトでありがたくないが、子供の歓声微笑ましい。 いて座はさ…

ネオワイズ彗星No.2

梅雨明けも間近になりやっとのことで晴天が戻ってきた。とは言え夜空は月明かりと段々暗くなってきた彗星、撮影条件はなかなかそろわない。肉眼彗星と言われたネオワイズ彗星も1~2等級から最近では5等級まで下がってきており、肉眼では全く見えなくなっ…

ネオワイズ彗星

梅雨時で生憎の空模様が続いているが、今日は夕方から何とか薄曇りの予報であり、最近話題に上っているネオワイズ彗星の撮影に出かけた。 今年はアトラス彗星やスワン彗星など期待されながらも消滅してしまった彗星が相次いでいたが、ネオワイズ彗星は無事近…

M8+M20:いて座の散光星雲

梅雨時に二度目の晴天となり、夜空の予報もバッチリなのでいつもの茶臼山に出かけた。出かける時は曇が広がっていたものの予報の範囲内であったが、伊勢崎トンネルあたりから路面が濡れていた。やばい!天気が回復しても霧が発生するかもと思いつつも目的地…

NGC6946:ケフェウス座の渦巻銀河

花火銀河とも呼ばれるNGC6946は、約2300万光年の位置にある渦巻銀河でガスが豊富に分布し星形成活動を起こしている。過去100年で9個もの超新星が観測され、超新星爆発が最も頻繁に起きる銀河と言われている。夏の天の川に位置しており周りの…

NGC7331とステファンの5つ子:ぺガスス座の系外銀河とコンパクト銀河群

梅雨時には珍しく晴れ渡り、絶好の星空となった。1ヶ月振りの星空撮影に前日からそわそわ。夏の星空には珍しく銀河を撮れるぺガスス座の渦巻銀河と銀河群を狙ってみた NGC7331は比較的大きな銀河で4000万光年の位置にある渦巻銀河で、やや斜めから見るような…

M101:おおぐま座の渦巻銀河

北斗七星の柄の先端近くにあるM101は綺麗な渦巻銀河で「回転花火銀河」とも呼ばれており、地球から約2200万光年の距離にあります。天の川銀河の2倍ほどの大きさで直径約17万光年もある比較的大きな銀河です。渦巻状の腕にはたくさんの星が生まれており、太…

NGC3184:撮り増しで再投稿

4月30日付で投稿したNGC3148は綺麗な渦巻のあるファイスオン銀河であるが、非常に淡くうまく写ってくれないので撮り増しをして再アップしたい。当日は上弦の2日前で23時ごろには月が昇るので約3時間しかなく、おまけに風が予想以上に強かったので思ったほど…

天の川:いて座からたて座にかけて

2台の銀河撮影も順調に進んでおり、手持ち無沙汰になったので久しぶりに天の川を撮ることにした。夜半を過ぎると夏の天の川が昇ってきており、2時ごろにはいて座あたりが南中する。スカイメモの使い方を忘れたり三脚を安定させる重しがないが、何とか撮影で…

再投稿:NGC5985+5982+5981:りゅう座の銀河トリオ

星友より銀河の色がどれも黄銅色でRが強いようだが、カメラの特性か?とのご指摘があった。多分画像処理上の問題ではないかと思い、再度画像処理を行った。 「修正前」 「修正後」結果は同じでしたが、Rの強調を行わず補正しました。 4/30投稿のM51とNGC449…

NGC4559:かみのけ座の渦巻銀河

NGC4559は2900万光年から5100万光年離れており、大きさが約11分、明るさは10.2等で、銀河の中では比較的大きい方ですが大変淡いです。あまり明確な構造を持っておらず、ぼんやりとした楕円形の銀河です。Hα領域も見られカラフルのようですが、露光時…

NGC5985+5982+5981:りゅう座の銀河トリオ

りゅう座の銀河トリオは約1億光年以上の遥か遠くにある銀河で、写真右からNGC5985でセイファート銀河と呼ばれる渦巻銀河です。中央のNGC5982は楕円銀河、左のNGC5981は渦巻銀河を真横から見たエッジオン銀河です。それぞれ形が異なる銀河で面白いです。 撮…

NGC3184:おおぐま座の渦巻銀河

明るさは10等級の暗めのフェイスオン銀河で綺麗な渦を巻いていますが、4000万光年遥か彼方にある天体です。表面輝度が低く非常に淡いためなかなか上手く写ってくれません。月明かりもあったので、撮り増しをして再アップしたいと思います。 撮影日時、場所:…

NGC4490:りょうけん座の系外銀河

月没で風も少なく絶好の撮影条件であるが、春霞の影響か星空がすっきりしない。178Cの第2弾でNGC4490を撮ることにした。NGC4490はその形状から「まゆ銀河」と呼ばれており、約2500万光年離れている天体である。隣にはNGC4485の伴銀河があり、相互作用…

M51:りょうけん座の子持ち銀河

QHY178Cカメラの基本設定や作動ソフトの使い方が十分でなく、試行錯誤しながら調整してきたが、今日ようやくテスト撮影ができゲイン設定や撮影時間のバランスも分かってきました。ちょっとピントがずれている様だが、上弦の月明かりの中での撮影にし…

NGC4725:かみのけ座の系外銀河

銀河の核が棒状に伸びていることから、NGC4725は棒渦巻銀河に分類されています。またセイファート銀河で、銀河の核に大質量のブラックホールがあるようです。 中心核を取り巻く一対の腕で構成され、2本の腕が銀河全周を取り巻いているように見えます…

NGC4535+NGC4526:おとめ座の系外銀河

おとめ座マルカリアンの南側にあり、写真左がNGC4535で渦巻銀河。淡いが大きめのフェースオン銀河で、細い腕がS字状に2本伸びているのが分かります。右がNGC4526でレンズ銀河。塵で光が拡散し、ぼんやりとしているようだ。もう少し銀河を強調したかったが、…