星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

2020-11-01から1ヶ月間の記事一覧

バーナードループとエンゼルフィッシュ星雲

以前、久しぶりにポタ赤ケンコースカイメモで撮った写真であるが、極軸合わせが不十分でボツにした。しかし、よく見るとベラトリックスとエンゼルフィッシュの間に青緑色の天体が写っていた。何かと調べたらおそらくアトラス彗星(尾なし)ではないかと思われ…

M101:おおぐま座の渦巻銀河(回転花火銀河)

月没ごろには、早くもしし座が昇っているが、林の隙間から見える回転花火銀河を撮ることにした。この銀河は好きな銀河のひとつで何度撮っても飽きたい対象である。 このNB1フィルターは緑色がかった画像で月光の影響かと思っていたが、月没後も同じような傾…

NGC2237:いっかくじゅう座の散光星雲

冬の散光星雲の定番であるバラ星雲をFS60CB+QBPフィルターとタムロン70-200+Astro Duoフィルターの2台で撮ってみた。カメラと鏡筒の違いはあるものの、フィルターの特性に違いが見られ、Hαの透過性はAstro Duoフィルターの方が高透過で、画像ではQBPは青っぽくバラ星雲は薄っ…

NGC1514:おうし座の惑星状星雲

今日は一晩中天気が続く予報だが、上弦後3日目で月没は午前2時半ごろである。月光下で新しいナローバンドフィルターNB1の試写を兼ねて茶臼山に向かった。さすがに上弦を過ぎた月光は明るく、このようなときに来る物好きはいないと思いきや、すでにお二…

NGC660:うお座の異形銀河(極環状銀河)

面白い形をした銀河で、引き伸ばされたような2本の腕とX字型の暗黒帯があります。この銀河の腕は極方向に巻いている珍しい形態を持っていて、「極環状銀河」と呼ばれており、なぜこのような天体ができたのかはまだ結論が出ていないようですが、原因は銀河同…

M74:うお座の渦巻銀河

意外にも今回が初撮影となったM74は、綺麗な腕を持ったフェイスオン銀河であるが、メシエ天体の中でも10.2等と最も暗い天体のひとつで、特に腕の部分は非常に淡く映し出すのはなかなか難しい銀河です。銀河系と同じくらいの径10万光年の大きさを持ち、3700万…

Sh2-273:いっかくじゅう座の散光星雲

いっかくじゅう座コーン星雲や散開星団の周辺に広がる散光星雲Sh2-273を撮影しました。非常に賑やかで華やかなので好きな領域である。周辺に広がる暗黒星雲や分子雲を捉えるには、35㎜換算で200㎜以下の明るいレンズでの撮影が必要かな。 撮影日時、場所:20…

Sh2-126:とかげ座の輝線星雲

とかげ座?そんな星座あった?これまでその存在も知らなかった星座にあるこの星雲は、その形から「鷹の爪星雲」と呼ばれている輝線星雲です。星友が撮った写真が綺麗だったのでトライしました。大きく非常に淡い星雲で、構図合わせをするもなかな写ってくれ…

ちょっと一息:紅葉狩り(河口湖・白糸の滝・新穂高・御在所)

桜が満開のころはまだ富士山に残雪があり綺麗だが、紅葉の頃は冠雪とのタイミングがなかなか合わない。初冠雪はあったようだが、降水量が少なく消えてしまった。それでも素晴らしい晴天で清々しく、紅葉を楽しめた。富士山撮影の帰り道はいつも白糸の滝に立…