星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

M64:かみのけ座&NGC3359:おおぐま座の渦巻銀河

メインのさそり座撮影まで時間があるので銀河2つ撮影した。左はお馴染みのM64、右は初撮りのNGC3359で、上弦の月空なのでナローフィルターを使って撮影した。暗い鏡筒にナローフィルターの組み合わせなので、期待はせず遊びのつもりでやってみた…

アンタレス付近:さそり座の散光星雲

今年初撮影のさそり座のカラフルタウン。上弦の月の影響もほとんどなくなり撮影開始したが、やはり南の低高度は光害が酷い。 QHYのガイドが不安定でZWOを購入したもののカメラを認識できず、今回はパスしてQHYを継続使用した。μ180Cでは不安定…

PK339+88.1:かみのけ座の惑星状星雲

以前、星友がNGC4725渦巻銀河とこの惑星状星雲を撮影され、結構大きく写っていました。この惑星状星雲の存在は知っていたが、中心星のみの小さなものと思っていたのでネットで調べると春の夜空の中では一番大きな惑星状星雲で、中心星の周りに円盤状…

NGC4145+4151:りょうけん座の渦巻銀河

この銀河2つと輝星2つが並行に対比しており、配置のバランスが面白いです。また、輝星が青色と黄色というのも興味深いですね~ この日は薄雲が張っており銀河の写りが余り良くないので、次回追加撮影しようと思ってます。 撮影日時、場所:2024年4月13日 0…

NGC4088+4085:おおくま座の渦巻銀河

NGC4088はArpの特異銀河でArp18となっています。NGC4088と4085は重力干渉などによってに相互作用を起こしている銀河です。その影響でNGC4088(右側)は珍しい渦巻腕構造をしており、腕の先端が部分的に切断されているよう…

M94&M95:りょうけん座としし座の渦巻銀河

メシエ天体で未撮影の渦巻銀河ですが、この2銀河で完了しました。メシエ銀河は大きくて明るいからとシャシャと短時間で撮影したのが失敗でした。銀河腕周りの淡い部分が十分炙り出せませんでした。 《M94:りょうけん座の渦巻銀河》 撮影日時、場所:202…

M100+NGC4312:かみのけ座の渦巻銀河

メシエ天体の中で未撮影の渦巻銀河シリーズです。この銀河は2本の腕が特徴でハッキリと緩く巻いています。右側にあるエッジオン銀河はNGC4312です。短時間の撮影でしたので銀河の腕の外側に広がる淡いハローまで写し出せていない(-_-;)。やっぱり丁寧に時間…

NGC5566+NGC5560:おとめ座の銀河群(Arp286)

真ん中の大きい銀河がNGC5566で左側のエッジオン銀河がNGC5560、下の青い銀河がNGC5569が銀河群(Arp286)を形成しています。NGC5560はNGC5566との重力相互作用の影響を受け銀河がS字に湾曲しています。視直径は3分位で何とか撮影できたが、かなりトリミング…

M83:うみへび座の渦巻銀河

南の回転花火銀河と呼ばれるM83を久し振りに撮影した。メシエ銀河の中でまだ撮影していない渦巻銀河を撮影している。ただこの銀河は何度も撮影しているが、南天の低高度なので光害やカブリの影響でなかなか旨く撮影できないので取り直してみた。時間をか…

NGC3310:おおぐま座の渦巻銀河

Wikipediaによるとこの銀河はグランドデザイン渦巻銀河という聞き慣れない銀河である。スターバースト銀河であり約1億年前に伴銀河と衝突したことで広範な星形成が始まったと考えられている。視直径は2~3分ぐらいで、明るい中心核の周辺に極めて淡い非対…

M61:おとめ座の渦巻銀河

銀河の中でも特異銀河や相互作用銀河を撮影したいのだが、視直径が1~2分レベルが多く、我が機材の分解能ではボケボケで画像処理も面白くない。5分レベルの銀河を見てみると、まだメシエ銀河の中でも撮影していない渦巻銀河があるので撮影した。 M61は…

NGC3628+M65+M66:しし座のトリオ銀河

このトリオ銀河は三つとも違った色と形をした特徴のある銀河です。通常はトリオ銀河を1枚で撮影しますが、その特徴を捉えやすくするため2つに分割して撮影しました。PHDガイド設定時「キャリブレーションは終了したが、ガイドは安定しない」というメッ…

NGC1961:きりん座の渦巻銀河

この日は午後から天気が良くなり天体撮影日和となったが、月出が22時しかも黄砂情報もあり迷ったものも遠征しました。 このNGC1961は初撮影で4’弱の小さな銀河ですが、複雑な腕と暗黒帯があるようで相互作用銀河です。我が機材では米粒程度しか写ら…

NGC3242:うみへび座の惑星状星雲

今年2月に撮影した木星状星雲は、赤いガスが広がっているのが撮れたが、半分ぐらいだったので追加撮影した。今回は撮影開始が遅くなったので、南中を過ぎており条件は余り良くないが、時間を掛ければ何とかなるかも・・・ギリギリ粘って10枚追加撮影できた。…

M51:りょうけん座の渦巻銀河

1年ぶりにM51子持ち銀河を撮影した。旭高原元気村で撮影するのは2年ぶりで、当時の画像と比較してみることにした。撮影地は旭高原元気村で撮影時間帯もほぼ同じ、当時の画像処理と異なるのは、Stellaimage9からPixInsightへの変更とGraxpert、BXT処…

ポン・ブルックス彗星(12P)

元々彗星には余り興味がなかったが、コメットハンターの星友の影響でこれまで何度か撮影したことがある。しかしながら天候に恵まれなかったり低空で綺麗に撮れなかったりでこれまで余り縁がない天体でした。最近その星友が12Pを盛んに撮影しているので撮…

NGC2805:おおぐま座の渦巻銀河

今日は新月。予報では雲が出ないようだが、いつもの面の木は風が強そうなので旭高原に出掛けた。3月といえどもまだ寒く、到着時は2~3°だったが△2~3°まで下がったようだ。NGC2805は初撮影で淡くて小さいが、エッジオン銀河2つ(大きい方がNG…

チョット一息:鈴鹿の森庭園のしだれ梅

梅が見頃と言うことで、三重県鈴鹿インターより5分ぐらいの鈴鹿の森庭園に行ってきました。駐車場は広大で月曜日の正午頃でも多くの花見客がいました。駐車場は半分程度でした土日は混雑するようです。 日本の伝統園芸文化のひとつである八重咲き品種のしだ…

M106:りょうけん座の渦巻銀河

銀河を撮影しようとすると自動導入が決まらない。散光星雲の時はピタリと決まるのだが・・・フルサイズ換算で5000㎜、しかも銀河の近くだと恒星が少ないので中々自動導入の位置確認ができないのであろう。少しずつ動かして手動で何とか導入できた。 ナロ…

Sh2-308&M41:おおいぬ座の散光星雲と散開星団

そろそろ冬の星座から春の星座へと移り変わる時期となり、オリオンをはじめとする散光星雲から銀河中心の夜空となってきた。今期まだ撮影していないSh2-308周辺の散光星雲と散開星団を含めて撮影しました。ただ、パソコンの調子が悪く取り始めが遅く…

NGC2282:いっかくじゅう座の反射星雲

前記事のSh2-284の写真左中央にある小さな(3分位)反射星雲を撮影した。カラフルで綺麗な星雲だが余り知られておらず、ググっても殆ど情報がない。人知れず輝いている星雲を撮るのもまた一興である。 撮影日時、場所:2024年2月12日 19:30~ 愛知県茶…

Sh2-284:いっかくじゅう座の散光星雲

星友が撮影したSh2-284が非常に綺麗だったので撮影することにした。もちろん初撮影でZWO533で大きく撮ろうとしたが、PCに接続できなくてやむなく60Dで撮ることにした。これまでバラ星雲とSh2-283までは撮ったことがあるが、画像処理をし…

M94:りょうけん座の渦巻銀河

キャッツアイ銀河とも呼ばれるM94を初撮影した。内側のリングでは星形成が爆発的に行われていてスターバーストリングと呼ばれているようです。この銀河は中心部・中心部の周辺・腕の部分・銀河周辺のハロー部分があり、四重構造となっています。この写真…

M1:おうし座の超新星残骸

遠征に出掛ける時間が遅かったので、旭高原にした。予報に反して天気の回復が早まり良い星空になり、殆ど風もない撮影日和になりました。私が一番乗りでその後、眼視の方が3名と撮影の方が2~3名で、金曜日にしては少数でした。 眼視の方が大きなドブソ二…

IC443、NGC2175、M35他:ふたご座の散光星雲、超新星残骸

ふたご座周辺の散光星雲、散開星団、散光星雲を撮ってみた。左上には団子三兄弟(Sh2-245~248)も映ってます。あれもこれも画角に入れてしまったので、窮屈でまとまりのない画像になってしまいました。 撮影日時、場所:2024年2月2日 22:30~ 愛知県旭高原元…

IC2177&NGC2359:いっかくじゅう座の散光星雲

今期初撮影のカモメ星雲とトールの兜星雲です。PixinsightのWBPPで画像の半分以上が自動ではじかれてしまったので、StellaImageでコンポジットしました。 Pixinsightのバージョンアップ後トラブルが続発。修復できたように思ったが、原因不明の処理が多…

M82:おおぐま座の銀河(スターバースト銀河)

いつもの茶臼山は風が強そうな予報だったので、久しぶりに旭高原に出かけた。空は明るいが、ほぼ無風状態でした。今日使う鏡筒はμ180Cは光軸が多少狂っていてしばらく使っていなかったが、BXTで処理したところ綺麗に補正されたので使ってみた。 μ180と…

IC434:オリオン座周辺の散光星雲

オリオン座周辺の散光星雲は殆ど撮影済みで新鮮味がないけれど、馬頭星雲~バーナードループ辺りを撮影しました。FMA180は口径僅か40㎜でガイド鏡レベルであるが、フィルターやファインダーアリミゾにも取り付け可能でカメラレンズより使い勝手が良…

NGC2237:いっかくじゅう座周辺の散光星雲

PixInsightをバージョンアップしたところ、WBPPで何やら変なメッセージが出て処理ができない。PixInsightに詳しい星友Nさんに色々教えてもらった。Windowsのチェックと再インストールをやってみたが解決しない。ネットで調べまくって色々やってみたが効果無…

チョット一息:BlurXTerminaterによる画像処理

最近話題のBlurXTerminaterの試用版を使って使用前後の画像の比較をしてみた。このソフトはPixInsightにあるDeconvolutionの進化版でAIを駆使し、主に星の補正(コマ収差、ガイドエラー、倍率色収差など)に素晴らしい効果があるとのことでした。所有の機材μ…