星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

NGC2170:いっかくじゅう座の散光星雲

先回とは違う鏡筒とフィルターで撮影してみた。撮影開始時間が遅くなり、2.5時間後には山陰に隠れてしまって枚数を稼げなかったのは残念であった。 撮影日時、場所:2021年2月16日 22:00~ 三重県紀北町周辺 撮影機材:タカハシε180(F/2.8,500㎜) +NB1フィルター+キャノ…

M65+M66:しし座の渦巻き銀河

しし座の後ろ足の付け根部分にしし座トリオがあるが、構図が合わず2つの渦巻き銀河の撮影となった。右の黄色っぽい銀河がM65、左がM66で地球から役3500万年光年の距離にあります。M66はHⅡ領域がたくさんあり活発な星形成活動があるようです。…

M106:りょうけん座の渦巻き銀河

これまで風の影響で銀河は撮影できなかったが、風ほぼ無風状態・月没後の絶好のコンディションで撮影できた。M106は棒状構造のある渦巻き銀河で、その棒構造の両端から腕が伸びているが、非常に淡い。今回は中心部の色合いや淡い腕がまとわりつく様子が…

Sh2-308:おおいぬ座の散光星雲

おおいぬ座の淡い円錐状の星雲で、ミルクポッド星雲とも呼ばれています。この星雲は星が放湿したガス成分なので惑星状星雲ともいわれています。淡いベールのような青緑の姿は綺麗です。非常に淡いためRGBでは撮影は難しく、ナローバンドフィルターを使用…

Abell7+クリムゾンスター:うさぎ座の惑星状星雲と赤い星

写真左のAbell7は太陽ぐらいの恒星が2万年前に星の斉木を迎え、外周部が爆発した後の姿のようです。非常に淡くかなりきつい画像処理をしないと炙り出せません。右側にあるクリムゾンスターは全天で最も赤い星で427日の周期で5.5~11.7等の間を変光するよ…

IC434:オリオン座の散光星雲

IC434馬頭星雲は好きな星雲であるが、大きな輝星が3つもありゴーストがどうしても出てしまう。これまでステライメージでの画像処理ではどうしても取れず困っていたが、Photoshopではかなり改善されたと思う。 〈Photoshopで処理〉 〈ステライメージで処理〉撮影日…

NGC2170:いっかくじゅう座の散光星雲

夏のさそり座のように色とりどりの散光星雲が混在する美しい領域ですが、非常に淡い上に結構南に低い星域で中々思うように撮影できない難物です。おまけに撮影時は風も強いという条件での撮影になってしまった。淡い分子雲もあるが炙り出すには総露光時間が…

NGC2174:オリオン座の散光星雲

〈カブリ修正版〉カブリを修正しました いつもの茶臼山はあいにくの曇り空で、三重県の紀北町まで久しぶりの遠征をした。 ここは南が海なので暗く冬の散光星雲がまだ撮影できるので期待してきたが、あいにく風が強い。NGC2174はモンキー星雲と呼ばれ…