星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

2020-03-01から1ヶ月間の記事一覧

M99+M100:かみのけ座の渦巻銀河

長焦点で撮影したかったが、風の影響で中焦点に切り替えての撮影となった。右上がM99、左下がM100。対象が両端で構図は良くないが、右下にNGC4298/4302と楕円銀河とエッジオン銀河が接近しており面白い。次回はM99+NGC2898/4302の構図で撮影したい。 撮影日…

NGC5371+NGC5350:りょうけん座の銀河群

今日は撮影地に早めに来て撮影準備をしていたが、機材のセッティングの間違いで、いちからやり直ししたり、風と雲の影響で予定の半分ぐらいしか撮影できなかった。 NGC5371とNGC5350と銀河群であるHickson68との構図がいいので撮影した。薄曇りの中での…

M106+NGC4217:りょうけん座の渦巻銀河とエッジオン銀河

りょうけん座は北斗七星のすぐ上に位置し、このM106は子持ち銀河とともに人気のある天体です。M106は中心部の明るい腕と銀河を包むように広がる淡い腕が美しい天体です。左側のNGC4217は光度12等のエッジオン銀河で中心に暗黒帯が写っています。 撮影日時、…

NGC4527+NGC4536:おとめ座の系外銀河

今日は春霞で眠い夜空ではあるが、久々に風がなく銀河撮影にはありがたい星空となった。この二つの銀河はおとめ座銀河団から南東にあり、10~11等級と暗く淡い銀河であるが、形状が異なる銀河で対比が面白い。左側がNGC4527で紡錘型をしており、右側のNG…

ちょっと一息:富士山と星空

新型コロナウイルスの影響で通っているジムが閉鎖中。天気もいいので富士山の写真を撮りに行った。歌川広重「東海道五十三次」の由比宿で有名な薩埵峠に向かった。撮影ポイントに行くと既に10人程が撮影準備をされていた。さすがは人気スポットでその後も増…

M4:さそり座アンタレス付近

今年最初のさそり座を狙ってみた。相変わらず風は強いが小型の望遠鏡なのでなんとか行けそうだ。さそり座は夏の代表的な星座であり、アンタレスは一番大きい恒星で太陽の700倍ぐらいの大きさです。その周辺は赤・青・黄色の星雲も輝いており大変賑やかな星域…

IC2177:いっかくじゅう座のカモメ星雲

冬の星雲のラストに登場するIC2177は赤い星雲の形が翼を広げて飛ぶ鳥に似ていることから「カモメ星雲」と呼ばれています。焦点距離を300㎜以下にしてNGC2359「トールの兜」まで撮れるような画角にすればよかったなと反省。機材の不調で撮り始め…

M84+M86+NGC4388,4402:おとめ座銀河団のレンズ状銀河他

2月の下旬になってくると色彩豊かで賑やかな星雲などは光害の強い西の空に移動し、東の空からは春の銀河が昇ってくる。しし座、おとめ座、りょうけん座などは宇宙で輝く系外銀河を多く見ることができます。写真上から右回りM84,NGC4388,M86,NGC4402で、有名…