星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

IC434:オリオン座周辺の散光星雲

オリオン座周辺の散光星雲は殆ど撮影済みで新鮮味がないけれど、馬頭星雲~バーナードループ辺りを撮影しました。FMA180は口径僅か40㎜でガイド鏡レベルであるが、フィルターやファインダーアリミゾにも取り付け可能でカメラレンズより使い勝手が良…

NGC2237:いっかくじゅう座周辺の散光星雲

PixInsightをバージョンアップしたところ、WBPPで何やら変なメッセージが出て処理ができない。PixInsightに詳しい星友Nさんに色々教えてもらった。Windowsのチェックと再インストールをやってみたが解決しない。ネットで調べまくって色々やってみたが効果無…

チョット一息:BlurXTerminaterによる画像処理

最近話題のBlurXTerminaterの試用版を使って使用前後の画像の比較をしてみた。このソフトはPixInsightにあるDeconvolutionの進化版でAIを駆使し、主に星の補正(コマ収差、ガイドエラー、倍率色収差など)に素晴らしい効果があるとのことでした。所有の機材μ…

M81+M82:おおぐま座の銀河

M81は渦巻銀河でM82はM81に接近し相互作用で形状が崩れた不規則銀河で、赤いジェットが特徴です。当初M81のみの撮影予定でしたが、近接のM82も入れようと欲張ってしまいチョット窮屈な構図になってしまいました。 撮影日時、場所:2024年01月…

NGC2170:いっかくじゅう座の散光星雲

いっかくじゅう座やオリオン座周辺には多くの面白い星雲があり、バラ、鳥、馬、魔女などの形に似た散光星雲です。今回は2羽?2頭の蝶々であるNGC2170のアゲハチョウとNGC2185モンシロチョウを撮影しました。これまで何度も撮影していますが…

ガム星雲付近:ほ座~とも座の超新星残骸

月没が22時頃、ガム星雲が夜半前から撮影できそうになったので、低空でも撮影可能な旭高原周辺に遠征した。約100年前に起こった超新星爆発の残骸で、天文学者GUMに由来してガム星雲と名付けられたようです。非常に大きな天体で、この写真は一部の比…

NGC3166&NGC3169:ろくぶんぎ座の渦巻銀河

初撮影の銀河です。しし座レグルスの南にあるろくぶんぎ座にある銀河でNGC3166(写真上)とNGC3169は引力でお互いに引き合っている相互作用銀河です。NGC3169の中央の暗黒帯と一本の腕が薄らと見えます。もう少し撮影枚数を稼ぎたかった…

NGC2336:きりん座の渦巻銀河

今回初撮影で小さな銀河に見えます(距離は1億光年以上)が、直径約20万光年で天の川銀河と比べて2倍も大きな銀河です。右側にはIC467と言う銀河も見えます。 NGC2336は雄大に渦巻く青く細かい腕が沢山あり、大きな鏡筒で撮れれば迫力満点な銀…

IC342:きりん座の渦巻銀河

天ノ川の直ぐ側にあるため色とりどりの恒星に囲まれ大変美しいく真上から渦巻を眺めるファイスオン銀河です。ただ塵やガス、多くの星々に視界が遮られる為、銀河の腕の部分が淡く中々綺麗に撮影することが難しい銀河です。 撮影日時、場所:2024年1月4・5日 …

NGC467,470,474:うお座の系外銀河

1月の新月期は珍しく天候に恵まれ今回で4回目の撮影遠征となりましたが、冷え込みが厳しく撮影開始と同時に車に逃げ込んでいました。 やや季節外れですがうお座の銀河を撮影しました。上からNGC474,NGC470、NGC467です。NGC474は…

M77+NGC1055:くじら座の系外銀河(修正版)

今日はまずまずの天気だが、風が結構あり時々突風で椅子が倒れてしまうほどで、おまけにー7°まで冷え込み老体には厳しい天候であった。 M77は天の川銀河のほぼ2倍程度あり、地球から6000万光年以上で中心核が非常に活動的で非常に明るく膨大なエネ…

Sh2-245:エリダヌス座の超新星残骸

おうし座からエリダヌス座にかけて広がる非常に淡く、南北に20度近い筋状の星雲で、オリオン座付近で複数の超新星爆発によって形成されたようです。オリオン座のバーナードループと同じようにオリオンーエリダヌススーパーバブルと呼ばれています。ナロー…

Sh2-216,Sh2-221:ぎょしゃ座の惑星状星雲と超新星残骸

ぎょしゃ座の北西カペラの近くにあるSh2-216(写真左)は地球に最も近い惑星状星雲のようです。Sh2-221(写真右)は超新星残骸でいずれも非常に淡く難物で中々綺麗に撮れません。Sh2-221を取り巻く青いフィラメント状の構造が僅かに分かる…

NGC1532:エリダヌス座の渦巻銀河

NGC1532はエッジオン銀河で中央には暗黒帯が走っているのが写っています。NGC1532の左側には伴銀河である矮小銀河NGC1531で、近くにある小さな銀河を吸収して銀河は成長するようです。二つの銀河の間には重力の相互作用によりガスが架…

NGC1232:エリダヌス座の渦巻銀河

エリダヌス座は多くの銀河が点在する領域で、その中でも大きく明るいNGC1232を撮影した。ただ、エリダヌス座は高度が低く光害の影響を受けやすいので、中々注目される事が少ない領域です。この銀河は神の目銀河とも呼ばれ見事なフェイスオン銀河です…

オリオン座と富士山

謹賀新年。今年最初にアップする画像は、初夢で縁起の良い一富士二鷹三茄子の富士山です。以前山中湖で撮影した富士山と、1月4日に撮影したオリオン座とを比較明で合成した画像です。富士山のシルエットにバーナードループが写るように合わせました。一枚…

Sh2-240:ぎょしゃ座の超新星残骸

レムナントやスパゲッティ星雲と呼ばれているSh2-240は、冬の淡い星雲の代表格ですね。途中で曇ってしまい十分な露出が出来なかったので、背景がかなり荒れてしまいました。微光星が多くてかなりうるさい感じもしますが、中々出にくいOⅢ領域の青緑色…

M78:オリオン座の反射星雲

M78は全天で最も明るい反射星雲で、オリオン座付近に広がるオリオン座分子雲の一部である。周辺には沢山の暗黒帯が走り、淡い散光星雲があります。 撮影日時、場所:2023年12月13日 21:30~ 愛知県旭高原元気村周辺 撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+ZWO533+LP…

NGC7497:ペガスス座の渦巻銀河

夜半前から雲予報ではあるが、体調も良いので久し振りに旭高原に出掛けた。このNGC7497は分子雲の中にあり、前々から撮影したい対象であったが撮りそびれていた。時期的には遅めので撮影する頃は既に南中を過ぎており、光害の影響を受けやすくなって…

M42:オリオン座周辺(自宅ベランダでの撮影)

はくちょう座周辺の撮影後、ダメもとでM45を撮って見た。やはりナローバンド撮影ではただの散開星団。淡い青色の星雲は僅かに見える程度。オリオン座が視野に入ってきたので定番の大星雲と馬頭星雲を撮ってみた。光害の影響が少なくなったので撮影時間を…

NGC7000&IC5070:はくちょう座の散光星雲

晴天が続く新月期にぎっくり腰になってしまい、遠征のチャンスを逃してしまった。かなり良くなってきたのでそろそろと思ったが、長時間運転には自信がなく、久し振りにベランダ撮影をやってみた。この時期撮影の中心は北~東に集中しているが、我が家からは…

NGC1555~Sh2-230:おうし座の分子雲

おうし座ヒデアス星団付近の分子雲でNGC1555(写真左:ハイドンの変光星雲)とSh2-239(写真中央下:反射星雲)で非常に淡く、試写では何も写らず構図合わせは中央右のアルデバランを目安にした。ヒデアス星団近くなので分子雲を炙り出すのと恒星のハロ対応…

IC405&IC410、IC417:ぎょしゃ座の散光星雲

ぎょしゃ座には多くの散光星雲があり、勾玉星雲・ドクロ星雲・スパイダー星雲、左側にはSh2-230などの大小の散光星雲や左下にはM38散開星団も写っており、浮上に賑やかで綺麗な領域です。チョット面倒でしたが、カメラをフルサイズに変更して全体…

Sh2-223/224:ぎょしゃ座の超新星残骸

ぎょしゃ座の五角形内にある超新星残骸のSh2-203(写真右下)とSh2-204(左上)を撮影した。非常に淡いのでナローバンドフィルターを使用して撮影したが、総露光時間不足とフィルターの影響で十分炙り出せなかった。次はフィルター変更で追加撮影…

IC359:おうし座~ペルセウス座の反射星雲と分子雲

おうし座とペルセウス座の境界付近にアル反射星雲がIC359(写真中央の青色の星雲)でおうし座分子雲の中にあります。周囲には分子雲や暗黒帯が広がり、とても面白い領域です。以前、星友が近辺を撮影しており画面一杯に広がる分子雲が綺麗に撮れていまし…

Sh2-155~157:ケフェウス座の散光星雲

ケフェウス座の比較的小さな散光星雲が集まった領域を撮影しました。撮影の最適期には天候が良くなく、遅まきながらの撮影となりました。非改造のカメラですが、赤い星雲も比較的良く発色してくれました。 撮影日時、場所:2023年11月15日 19:00~ 茶臼山面の…

NGC1360:ろ座の惑星状星雲

エリダヌス座~ろ座に位置しており、卵形をした青みがかった惑星状星雲で、別名コマドリの卵星雲とも呼ばれています。OⅢ輝線が優勢なので青緑色をしています。 今回初撮影なので時間をかけたかったが、零度近くまで下がり風も出てきたので早々に撤収した。…

NGC246:くじら座の惑星状星雲

今回初撮影のNGC246は頭蓋骨を連想させるとして、別名ドクロ星雲とも呼ばれています。どう見たらドクロになるのかよく分からないが、左側の星2つが目のように見える? 惑星状星雲としては大きめであるが、結構淡い。また、高度も低めで光害の影響も受…

Sh2-200:カシオペア座の惑星状星雲

10月10日に撮影したSh2-200は薄曇りでの撮影となったため、今回追加撮影を行った。今回は夜露が酷かったものの好天で風も穏やかな絶好の撮影日和となりました。写真下は先回撮影分と比較すると星雲中心の酸素輝度も周辺の水素輝度ともに良く写り…

M45:おうし座の散開星団(プレアデス星団)

ガイドが安定しないので星が多いM45を撮影しながら調整してみた。ガイド鏡の曇り・ピント・極軸合わせ・配線・ガイド星などの問題だと思うが、曇り・ピントと配線は合っているようでガイドは安定していた。今日は短焦点だったのでポールマスターは使わず…