星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

2021-01-01から1年間の記事一覧

NGC1931:ぎょしゃ座の散光星雲

初めて撮る対象で、ぎょしゃ座M36の西側にある小さな散光星雲です。中心部には生まれたばかりの星で形成されるトラペジュウムのような星団があり、M42のミ二チュア版のようである。青白く光る部分もあり、色彩豊かな星雲のようだが、白っぽくしか撮れ…

NGC2264:いっかくじゅう座の散光星雲

NGC2264はコーン星雲とも呼ばれ周辺にはクリスマスツリー星団が輝き、大変綺麗な声域です。ゴーストが強く出て星団の処理がうまくいかず発色がイマイチで苦労しました。 撮影日時、場所:2021年10月16日 2:00~ 愛知県茶臼山周辺 撮影機材:R200SS(F/4、800㎜…

NGC7635:カシオペア座の散光星雲

今日は天気予報はいいものの、月齢9日で上弦の月を過ぎかなりの月明かりであるが、いつもの茶臼山に向かった。着いたら案の定、周囲が見渡せるぐらいに明るく撮影できるかどうか?最初に予定していた対象を撮ってみたが、淡すぎて写っていない(-_-;) 比較的…

IC405,410+M36,38:ぎょしゃ座の散光星雲と散開星団

夜半近くになると早くもオリオンなど冬の星座が上ってくる。光害がある場所なので、比較的明るい星雲や星団を撮影することにした。星が瞬いておりシーイングは余り良くないものの風もなく天気は安定していた。 〈再処理前〉 星友のNさんに背景の色むらや不自…

IC348~NGC1333:ペルセウス座の散光星雲、散開星団

いつもの茶臼山周辺は濃霧に包まれなかなか消えそうになく南風に乗ってドンドンわいてくる。3時間ほどやむなくやむなく撤収した。帰り道ふと見上げるとI綺麗な星空。このまま帰るのは勿体ないと元気村に向かった。ここでは珍しく十数台の車が止まっておりほ…

NGC2237:いっかくじゅう座の散光星雲

今日は薄曇りの天気なので、淡い星雲を撮ってもパットしない。明るい星雲で秋の定番対象のバラ星雲を久しぶりに撮ってみた。色合いや構造など非常に綺麗な星雲である。 撮影日時、場所:2021年10月2日 23:00~ 愛知県茶臼山周辺 撮影機材:プロミナー(F/4、35…

Sh2-185:カシオペア座の散光星雲

カシオペア座のM字の真ん中の2等星で青白く輝くツイー(中央下)近くの散光星雲です。ツイーは太陽の15倍ほどの質量を持つ若くて巨大な星で、Sh2-185はツイーが放出したガスに照らされて輝いているようです。また、地球から可視光で観測できる変光星として知られ…

Sh2-157+NGC7635+M52:カシオペア座の散光星雲

カシオペア座の定番星雲、クワガタ・バブル星雲、散開星団と賑やかな領域です。 個の星域は様々な形をした面白い散光星雲や暗黒星雲などが数多くあり、魅力的な領域です。ただ、天ノ川の中にあり沢山の星々がありなかなか画像処理が難しい領域でもあります。…

Sh2-86+Sh2-88:こぎつね座の散光星雲

薄曇りが広がる星空であったが、こぎつね座のSh2-86(左側)とSh2-88(右側)を初めて撮影した。Sh2-86の中心にある散開星団がNGC6823である。淡い星雲である上に薄曇りだったので星雲の構造はハッキリしないが、何やら針のような突起や暗黒帯のような構造が見え…

IC1805:カシオペア座の散光星雲

台風一過で満天の星空になると思いきや、雲の通過や雲が湧いてきたりで撮影できない状況が続いたが、2時間後には何とか回復してきた。いざ撮影開始と意気込んだものの今度はガイド星が写らない。星友が応援に来てくれて視野角度を変えたりカメラを交換した…

Sh2-129:ケフェウス座の散光星雲

先回に引き続きSh2-129の中心部にある明るい星の辺りにOⅢで輝く青い星雲(ダイオウイカ星雲)を炙り出そうとチャレンジした。あいにく何度か雲が流れコンディションは余り良くなかったが、何とか部分的で薄らではあるがダイオウイカ星雲を炙り出せたかな~…

NGC253:ちょうこくしつ座の渦巻銀河

9月の夜半頃の南天には一等星のフォーマルハウトがぽつんと輝いているだけだが、近くの低空に見栄えのしないちょうこくしつ座に南天を代表する大銀河で爆発的な星形成が起こっていることで有名です。地球から約1200万光年の距離にあり比較的明るい銀河であ…

NGC7380:ケフェウス座の散光星雲

久しぶりの撮影日和であるが雲の発生が気になるし、夜露が酷く1時間ぐらいで撮影機材はベトベト。機材をタオルで拭いていたが、終わりには絞れば滴るくらいになっていた。ただ気温は17℃ぐらいで肌寒いぐらいだが過ごしやすい。このNGC7380は暗く淡い星雲で…

NGC6946:ケフェウス座の渦巻銀河

この銀河はこれまで何度か撮影していますが綺麗に撮れません(-_-;)夏の天の川に位置しているので周りに沢山の星が写り込み綺麗ですが、画像処理上はちょっとウザいです。別名「花火銀河」と呼ばれているが、地球から約2200万光年離れた位置にあり淡くて暗い…

Sh2-132:ケフェウス座の散光星雲

ケフェウス座にある非常に淡い星雲で、半円形をしているのが特徴です。この半円形部分が赤いHα領域で、中心の明るい星の辺りにOⅢ領域で青く輝く星雲が存在します。 星仲間の間ではこの青く輝く淡い部分(イカの形に似ている)を撮ろうと話題になっておりチャ…

NGC6960:はくちょう座の網状星雲(西側)

昨夜と同様に網状星雲の西側を撮影した。網状星雲は太陽の25倍ぐらいある恒星が爆残骸で残骸のガス星雲で毎秒100㎞以上の速度で拡散しているそうです。 今日は日曜日とあって車の出入りも少なく空の状態も良く、いいコンディションで撮影できました。 撮影日…

NGC6992:はくちょう座の網状星雲(東側)

久しぶりの晴天!土曜日なので早めに出かけたが、いつもの茶臼山の駐車場はほぼ満杯状態で家族連れも多く、出入りが激しそうな感じだ。月出が21時半頃なのでモタモタしていると撮影時間がもったいない。この網状星雲は超新星爆発の残骸で、東側にあたり、…

NGC6960+6992:はくちょう座の散光星雲

梅雨の影響で天候に恵まれなかったが、2ヶ月ぶりにいつもの茶臼山に出かけた。天気は雲が広がり良くなかったものの、回復に向かうと期待して準備をした。 5月末にこの網状星雲を撮影したが、月出で枚数が少なく撮り増しをしたくて来たものの、夜半過ぎても…

Sh2-132:ケフェウス座の散光星雲

この星雲はライオン星雲とも呼ばれ、昨年撮影したときはしっぽがちょん切れて撮影してしまったので、今回は全体像を撮れるよう構図を決めた。しかし、撮影した元画像を見ても頭部は分かるがしっぽがどこにあるか分からない。感度を上げても分からないぐらい…

Sh2-105:はくちょう座の散光星雲

はくちょう座のサドル付近は、散光星雲、暗黒星雲や散開星団など複雑に絡み合い非常に華やかなところです。このSh2-105は三日月のように見えることから三日月星雲またはクレセント星雲とも呼ばれています。中央付近の星から吹き出した高速のガスと、…

M27:こぎつね座の惑星状星雲

薄明が始まるまで後一時間余りあるので、視直径が大きく明るく撮りやすい天体M27を撮影した。形が鉄アレイに似ていることから亜鈴状星雲とも呼ばれている。 撮影日時、場所:2021年6月9日 2:00~ 愛知県茶臼山周辺 撮影機材:ビクセンR200SS(F/4、800㎜)+60D+…

Sh2-101:はくちょう座の散光星雲

はくちょう座の首あたり天ノ川の真っ只中にある散光星雲でチューリップ星雲とも呼ばれています。周辺には淡い星雲が沢山ありそれらを含めて撮影した方が迫力があるな~と思いました。それにしてもどのように見たらチューリップと思える形になるのか分からな…

M81+M82:おおぐま座の渦巻銀河

ちょっと怪しい天気予報であったが、梅雨の晴れ間ではチャンスと思いいつもの、茶臼山に出かけた。予報に反して風・雲ともない絶好の撮影日和となった。先回うまくいかなかったガイドの焦点距離をアップして再度挑戦したが、それでも星が十分動かずガイド不…

M88:かみのけ座の渦巻銀河

おとめ座銀河団の一つで地球から約6000万光年の距離にあり、2000㎞/秒のスピードで天の川銀河から遠ざかっている銀河です。なかなか美しい銀河で暗黒帯が取り巻いているのが分かりますが、F8では詳細なところが写し切れていません。次回は明るい鏡筒とセン…

M16+M17:へび座・いて座の散光星雲

梅雨の晴れ間で久しぶりにいつもの茶臼山に出かけた。ただ、23時頃には月出となり3時間余りの撮影となる。当初予定では北極星の近くにあるSh2-174という惑星状星雲を撮影したかったが、ガイド星が十分動かないためキャリブレーション出来ずキャン…

IC4592:いて座の反射星雲

4月19日に撮影したIC4592(蒼い馬頭星雲)は天気が余り良くなかったので再度取り直した。今回は風・雲の影響が少なくまずまずの天気で、月出まで3時間ぐらい撮影できた。先回とは違って上下逆さまに写っていたが、こちらの方が馬の頭の形がよく分…

Sh2-27とカラフルタウン:ヘビツカイ座とサソリ座の散光星雲

ポタ赤を使っての撮影はどうも苦手だ(-_-;)この画角での撮影に2度失敗している。ピントずれと極軸ずれで、軽くて小さいので画角を合わせている時にピントリングに触ったり極軸が狂ったりしてしまう。今回は三脚に重しを乗せピントリング固定等を行って、三…

夏の天ノ川:いて座周辺の散光星雲

夏の天の川の定番であるいて座付近の散光星雲とバンビの横顔。もう少し左側を持上げた画角にすれば良かったかな~ちょっと柔らかめに画像処理しました。 撮影日時,場所:2021年5月10日 1:30~ 愛知県茶臼山周辺 撮影機材:ライカ35-70㎜(F/4,45㎜)+X7i+HEUIBフィル…

ちょっと一息

例年3月から6月にかけて、梅から始まり桜・薔薇・藤等の花見であっちこっちの名所を回っていたが、今年はやむなく全中止(-_-;)今は自宅の薔薇が最盛期。これで目の保養とするには一寸寂しいが良しとするしかない。

M90:おとめ座の渦巻銀河

あれれ?画角の真ん中に納めたはずなのに右下にずれてる(-_-;)なんで?と調べてるうちに、SharpCapというソフトの使い方に問題があると分かった。位置とピント確認するのだが、位置確認をするエリアが右下にずれており、しかも拡大率300%と狭いエリアになっ…