梅雨の晴れ間で久しぶりにいつもの茶臼山に出かけた。ただ、23時頃には月出となり3時間余りの撮影となる。当初予定では北極星の近くにあるSh2-174という惑星状星雲を撮影したかったが、ガイド星が十分動かないためキャリブレーション出来ずキャンセルされてしまう。ガイド無しで撮影したが、長焦点で10分露光では星が楕円になってしまい諦めた。北極星近くでのPHDガイドの仕方があればご教授願いたい。
ということで、夏の散光星雲の定番M16とM17をセットで撮影した。
左のM16(イーグル星雲)はへび座に輝く散光星雲と散開星団が集まった天体です。 右のM17(オメガ星雲)はいて座に輝く散光星雲で中心部と淡く広がっている部分とでは輝度差が大きく、画像処理は難しい天体です。2台併設で撮影したので比較してみた。プロミナーの方はF値5.6で大きくフィルターもバンド幅が狭いためシャープだが暗く、CB60はF値4・フィルターもバンド幅が広いため周辺の星雲も捉えており明るい。画像処理の方法はほぼ同一とした。
「プロミナー500(F/5.6,500㎜)+6D+Astro Duoフィルター+EQ5+QHY5L、ISO3200,8分×14」
「タカハシCB60(F/4,255㎜)+60D+NB-1ィルター+EQ5+QHY5L、ISO3200、6分×14枚」
撮影日時,場所:2021年5月29日 21:30~ 愛知県茶臼山周辺
撮影条件: ステライメージ9,photoshopCCで画像処理