何度撮影してもうまく画像処理できないのがサソリ座周辺の散光星雲で、その原因の多くは高度が低く光害の影響をもろに受けるためだ。ここ茶臼山周辺も光害の影響も年々大きくなり、南側の低高度の空の状態は酷く撮影予定になかったが、サソリ座が上ってくるとつい撮影したくなるほどの魅力的な対象である。撮影時間を確保するためには、低高度からの撮影が必要で、カブリの影響が少ない画角で撮影した。それでも画像処理は背景補正に大半をとられ、星雲の処理がなかなかうまくできていないが、さわりすぎると訳が分からなくなるのでこの辺で終了とした。
撮影日時、場所：2021年3月18日 1:30～ 愛知県茶臼山周辺
撮影機材：ﾀﾑﾛﾝ70-200㎜(F/4,100㎜) +HEUIBｨﾙﾀｰ+ｷｬﾉﾝX7i+EQ5+QHY5L
撮影条件：ISO1600, 7分×20枚、ｽﾃﾗｲﾒｰｼﾞ9,photoshopCCで画像処
