月明かり・光害・風、更に薄雲が移動する条件での撮影となったが、月明かりと光害の影響を少なくするためナローバンド干渉フィルターを装着しての撮影としたが、風・雲の影響はどうしようもない。何度かこのIC4592(蒼い馬星雲)を撮影したが、星が写っているだけで星雲が確認できないほど淡く、今回も同じ状態であった。(元画像参照)画像処理をしてもステライメージだけでは歯が立たなかったが、今回はPhotoshopで初挑戦。背景処理だけでもあれやこれやとマスクを作成して整えたがこれで精一杯。
蒼い馬星雲の炙り出しに至っては、何度も最初からのやり直しでほとほと手を焼いた。ナローバンドフィルターを使ったせいか分子雲が綺麗に出ないし、青色の発色も透明感がない。淡い星雲を撮影するには良い夜空が一番で、次は南紀の空で再挑戦したい。
〈コンポジット後の元画像〉
撮影日時,場所:2021年4月19日 23:00~ 愛知県茶臼山周辺
撮影機材:タカハシFSQ106+レデューサ(F/3.6,385㎜)+6D+NB-1フィルター+EQ6+QHY5L
撮影条件:ISO3200, 4分×26/35枚、ステライメージ9,photoshopCCで画像処理