星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

M31:アンドロメダ座の渦巻銀河

今年の夏(6月~8月)は最悪でした。新月期の前後は全く天候に恵まれず意気消沈していましたが、9月に入ってやっとのことで晴天に恵まれました。秋の夜空を見上げるとカシオペア座と秋の四辺形の間にぼんやりと雲のように見えるのがこのアンドロメダ銀河です。私たちが住む天の川銀河の隣の銀河で、大きさ・形もよく似ていると言われます。隣にあると言っても、約230万光年遥か彼方の天体で、約1兆個の星が集合しており、画面右下の小さな銀河はM32です。この銀河は大きくて明るいので撮影しやすいですが、中心部と周辺の淡い部分の明るさに大きな差があるので色と諧調の出し方が難し面もあります。今回は露出時間が短く周辺の淡い部分を出し切れていません。露出時間の長短などで撮影・ブレンドして画像処理をしたほうがいいと思います。

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撮影日時、場所:2019年9月5日 22:00~ 愛知県茶臼山周辺

撮影機材:コーワプロミナー(F/5.6、500㎜)+LPS-P2フィルター+キャノン6D+スカイウォチャーEQ5+スターライト スーパースター

撮影条件:ISO1600、4分×16枚、ステライメージ8で画像処理