日にちが変わるころにはしし座やおとめ座の銀河団が昇ってきたが、機材の不調で撮影ができなくなったことが悔やまれる。オリオン座は南中を過ぎていたが、ここ紀北町の海岸は海と山に囲まれ全方位が暗いので撮影した。写真右は散光星雲IC434でこれを背景に馬の頭のように見えるのが暗黒星雲で、馬頭星雲と呼ばれている。オリオン大星雲とともに冬の散光星雲の代表格であり、天体ファンの人気が高い星雲です。写真中央左側にある反射星雲がM78でウルトラマンの故郷として知られていますが、実際はM87銀河(巨大ブラックホールで有名)だったようです。左側の赤い帯はバーナードループの一部です。それにしても青ハロが目立ちますね。次回からもっと絞って露出時間を上げるか、画像処理で目立たなくするかで対応します。
撮影日時、場所:2019年12月25日 00:30~ 三重県紀北町
撮影機材:タムロン70-200(F/3.2、200㎜)+LPS-P2フィルター+キャノン60D+
スカイウォチャーEQ5+スターライトスーパースター
撮影条件:ISO1600、5分×24枚、ステライメージ8で画像処理