星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

M8とM20:いて座の干潟星雲と三裂星雲

夏の天の川でいて座付近は銀河の中心方向で多くの天体が集まり、スタークラウドと呼ばれる星域があります。その聖域の右下あたりに、夏の代表的な散光星雲のM8(写真下)とM20(写真上)があります。M20についてはすでにアップしていますので省略します。M8は帯状の暗黒星雲が星雲を横切っており、その姿が干潟に似ていることから名付けられたようですが、私にはそのように見えないです。左側に広がる淡い星雲は先のほうが分かれており、「猫の手」のように見えます。当日は低空でしかも午前1時には月が昇るので十分な露出時間が取れず、星雲周辺の暗黒星雲がボケてしまった。

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撮影日時、場所:2019年5月25日 23:00~ 愛知県茶臼山周辺

撮影機材:コーワプロミナー500₊レデュサー(F/4、350㎜)+LPS-P2フィルター+キャノン60D+スカイウォチャーEQ5+QHY5L

撮影条件:ISO800、6分×10枚、ステライメージ8で画像処理