3月になると冬の賑やかで色彩豊かな星雲中心の天体から、銀河中心の春の星座へと移り変わってくる。20時にはオリオン座が南中近くとなり、しばらく撮影していないモンキー星雲をラストチャンスと思って撮ってみました。形がサルの横顔に似ていることからモンキー星雲と呼ばれています。見る方向によって口を尖らした猿に見えたり、頭に輪っかをはめられた孫悟空のように見えたりして面白い星雲です。
さすがに南中を過ぎてからは光害の影響を受け、画像が荒れ細部のディテールまで表現しきれなかったのは残念である。
撮影日時、場所:2019年3月8日 20:30~ 愛知県 旭高原元気村周辺
撮影機材:ビクセンVC200L(VISAC)₊レデュサー(F/6.4、1278㎜)+LPS-P2フィルター+キャノン60D+スカイウォチャーEQ5+QHY5L
撮影条件:ISO2500、8分×14枚、ステライメージ8で画像処理