意外にも今回が初撮影となったM74は、綺麗な腕を持ったフェイスオン銀河であるが、メシエ天体の中でも10.2等と最も暗い天体のひとつで、特に腕の部分は非常に淡く映し出すのはなかなか難しい銀河です。銀河系と同じくらいの径10万光年の大きさを持ち、3700万光年の距離にあります。この銀河の中にはたくさんの若く青い星やピンク色の星形成領域がたくさんあり、星の数はおよそ1000億個もあるようです。
鏡筒かカメラの影響でもともと星が太くなるのだが、淡いため更に強めの画像処理をしたため、デブデブの星像となってしまった。
撮影日時、場所:2020年11月16日 20:00~ 愛知県茶臼山周辺
撮影機材:ビクセンR200SS(F/3.8、760㎜)+LPS-P2+QHY178C+ケンコーEQ6Pro+QHY5L
撮影条件:ゲイン20、-20℃、8分×20枚、ステライメージ8で画像処理