星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

M51:りょうけん座の渦巻銀河

1年ぶりにM51子持ち銀河を撮影した。旭高原元気村で撮影するのは2年ぶりで、当時の画像と比較してみることにした。撮影地は旭高原元気村で撮影時間帯もほぼ同じ、当時の画像処理と異なるのは、Stellaimage9からPixInsightへの変更とGraxpert、BXT処理の追加です。

コマ収差、ガイドエラー等でシャープさが欠けたり、星が大きい、楕円化するなどで結構問題がありましたが、かなり改善されていると思います。2年間で画像処理の慣れによる処理力の向上もあるかな・・・チョイ自慢(^^)

撮影日時、場所:2024年3月10日  23:00~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+ZWO533+LPS-P2+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン300,-20°、5分×30枚、Pixinsight,Photshop,Graxpertで画像処理

銀河の大きさを合わせるためトリミングしました。

《2年前》

撮影日時、場所:2022年2月27日  23:30~ 愛知県旭高原元気村周辺

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)×1.4+ZWO533+HEUIB-Ⅱ+EQ6+QHY5

撮影条件:ゲイン360、6分×23枚、-20℃  、 ステライメージ9,photoshopで画像処理

ポン・ブルックス彗星(12P)

元々彗星には余り興味がなかったが、コメットハンターの星友の影響でこれまで何度か撮影したことがある。しかしながら天候に恵まれなかったり低空で綺麗に撮れなかったりでこれまで余り縁がない天体でした。最近その星友が12Pを盛んに撮影しているので撮って見ることにした。

今回の12Pも20度弱の低空で北西の方向にあり光害が厳しく、小高い山もあることから撮影時間は限られていた。19時過ぎから撮影開始、チョット慌てていたのかバーティノフマスクを外すのを忘れてしまいアウト。ガイドも止まっていた。気を取り直して撮影再開するも稜線に近づいており、15分位しか撮れず尾は殆ど写っていなかった。自分の不注意だったけど、やっぱり縁がないかも・・・(^^;)

撮影日時、場所:2024年3月10日 19:15~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:プロミナー500(F/5.6、500㎜)×60D+LPS+EQ5+QHY5

撮影条件:ISO3200、1分×15枚、Pixinsight,Photshop,Graxpert

NGC2805:おおぐま座の渦巻銀河

今日は新月。予報では雲が出ないようだが、いつもの面の木は風が強そうなので旭高原に出掛けた。3月といえどもまだ寒く、到着時は2~3°だったが△2~3°まで下がったようだ。NGC2805は初撮影で淡くて小さいが、エッジオン銀河2つ(大きい方がNGC2820、小さい方がNGC2814)画角に入るので撮影することにした。不鮮明で不規則な腕が緩く巻いており、これと言った特徴がない銀河ですね。

撮影日時、場所:2024年3月10日  20:00~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+WZO533+LPS-P2+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン300,-20°、5分×30枚、Pixinsight,Photshop,Graxperで画像処理

チョット一息:鈴鹿の森庭園のしだれ梅

梅が見頃と言うことで、三重県鈴鹿インターより5分ぐらいの鈴鹿の森庭園に行ってきました。駐車場は広大で月曜日の正午頃でも多くの花見客がいました。駐車場は半分程度でした土日は混雑するようです。

日本の伝統園芸文化のひとつである八重咲き品種のしだれ梅”呉服枝垂(くれはしだれ)”を中心に約200本の梅の名木を楽しむことができ、中には樹齢100年以上で日本最古と考える呉服しだれもあります。

 

M106:りょうけん座の渦巻銀河

銀河を撮影しようとすると自動導入が決まらない。散光星雲の時はピタリと決まるのだが・・・フルサイズ換算で5000㎜、しかも銀河の近くだと恒星が少ないので中々自動導入の位置確認ができないのであろう。少しずつ動かして手動で何とか導入できた。

ナローバンドフィルターを外すのを忘れてしまい、銀河外周部が殆ど写っていない(-_-;)中心部は何とか撮れており赤ツブも出ていました。何かに気を取られていると何かを忘れる。年だな~(^^;)

撮影日時、場所:2024年2月12日  22:00~ 愛知県茶臼山面の木

撮影機材:μ180+レデュサー(F/9.6、1728㎜)+WZO533+LPS-P2+NB-1+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン360,-20°、10分×15枚、Pixinsight,Photshop,Graxperで画像処理

Sh2-308&M41:おおいぬ座の散光星雲と散開星団

そろそろ冬の星座から春の星座へと移り変わる時期となり、オリオンをはじめとする散光星雲から銀河中心の夜空となってきた。今期まだ撮影していないSh2-308周辺の散光星雲と散開星団を含めて撮影しました。ただ、パソコンの調子が悪く取り始めが遅くなったため、2時間余りで木立に引っかかり終了(-_-;)。更に画質が良くなかったのか画像処理中に4枚もはじかれてしまった。

撮影日時、場所:2024年2月12日 22:00~ 愛知県茶臼山面の木

撮影機材:プロミナー500+レデュサー(F/4、350㎜)×6D+L-Ultimate+EQ5+QHY5

撮影条件:ISO3200、10分×10枚、Pixinsight,Photshop,Graxpert

 

NGC2282:いっかくじゅう座の反射星雲

前記事のSh2-284の写真左中央にある小さな(3分位)反射星雲を撮影した。カラフルで綺麗な星雲だが余り知られておらず、ググっても殆ど情報がない。人知れず輝いている星雲を撮るのもまた一興である。

撮影日時、場所:2024年2月12日  19:30~ 愛知県茶臼山面の木

撮影機材:μ180+レデュサー(F/9.6、1728㎜)+WZO533+LPS-P2+NB-1+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン360,-20°、10分×15枚、Pixinsight,Photshop,Graxperで画像処理