星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

NGC5566+NGC5560:おとめ座の銀河群(Arp286)

真ん中の大きい銀河がNGC5566で左側のエッジオン銀河がNGC5560、下の青い銀河がNGC5569が銀河群(Arp286)を形成しています。NGC5560はNGC5566との重力相互作用の影響を受け銀河がS字に湾曲しています。視直径は3分位で何とか撮影できたが、かなりトリミングしたのでピンボケ気味ですね~

撮影日時、場所:2024年4月9日  22:30~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+ZWO533+LPS-P2+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン240,-20°、5分×30枚、Pixinsight,Photshop,Graxpertで画像処理

M83:うみへび座の渦巻銀河

南の回転花火銀河と呼ばれるM83を久し振りに撮影した。メシエ銀河の中でまだ撮影していない渦巻銀河を撮影している。ただこの銀河は何度も撮影しているが、南天の低高度なので光害やカブリの影響でなかなか旨く撮影できないので取り直してみた。時間をかけてじっくり撮影したいのだが、南中を過ぎた頃からガイドが暴れ出し、予定の半分ぐらいで中止。先日も南中過ぎから同じ状況で、ガイドカメラか赤道儀の不調だと思うが原因がハッキリしない。機材の経年劣化で更新が必要か・・・?

撮影日時、場所:2024年04月09日 23:00~  愛知県旭高原元気村周辺

撮影機材:μ180+レデュサー(F/9.6、1728㎜)+60D+HEUIB-Ⅱ+EQ5+QHY5L

撮影条件:ISO2000、6分×15枚、Pixinsight,Photshop,Graxperで画像処理

 

NGC3310:おおぐま座の渦巻銀河

Wikipediaによるとこの銀河はグランドデザイン渦巻銀河という聞き慣れない銀河である。スターバースト銀河であり約1億年前に伴銀河と衝突したことで広範な星形成が始まったと考えられている。視直径は2~3分ぐらいで、明るい中心核の周辺に極めて淡い非対称の腕が巻いている。

撮影日時、場所:2024年4月1日  19:30~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+ZWO533+LPS-P2+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン300,-20°、5分×25枚、Pixinsight,Photshop,Graxpertで画像処理

M61:おとめ座の渦巻銀河

銀河の中でも特異銀河や相互作用銀河を撮影したいのだが、視直径が1~2分レベルが多く、我が機材の分解能ではボケボケで画像処理も面白くない。5分レベルの銀河を見てみると、まだメシエ銀河の中でも撮影していない渦巻銀河があるので撮影した。

M61は2本のハッキリした腕が緩やかに巻いており、くの字に曲がっているのも面白い。

撮影日時、場所:2024年4月1日  22:30~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+ZWO533+LPS-P2+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン300,-20°、5分×36枚、Pixinsight,Photshop,Graxpertで画像処理

 

 

NGC3628+M65+M66:しし座のトリオ銀河

このトリオ銀河は三つとも違った色と形をした特徴のある銀河です。通常はトリオ銀河を1枚で撮影しますが、その特徴を捉えやすくするため2つに分割して撮影しました。PHDガイド設定時「キャリブレーションは終了したが、ガイドは安定しない」というメッセージがでてしまい案の定ガイドが定まらず大きくぶれ始めてしまった。星友Yさんが断線しているのではと言って予備のガイド線を貸してもらった結果、正常にガイドし出した。南中をかなり過ぎた頃またまたガイドが不安定になり出した。反転撮影はしたくなかったので、再度キャリブレーションを行ったが直らず。機材搭載バランスかバランスウエイトが良くなかったのかもしれない。または10数年使用しているオンボロ赤道儀かも?機材更新も難しいので、もう少し様子を見るしかない(-_-;)

撮影日時、場所:2024年04月01日     愛知県茶臼山面の木

             NGC3628:22:30~ 7分×14枚、M65+M66:19:30~ 7分×25枚

撮影機材:μ180+レデュサー(F/9.6、1728㎜)+60D+HEUIB-Ⅱ+EQ5+QHY5L

撮影条件:ISO2000、Pixinsight,Photshop,Graxperで画像処理

 

 

 

NGC1961:きりん座の渦巻銀河

この日は午後から天気が良くなり天体撮影日和となったが、月出が22時しかも黄砂情報もあり迷ったものも遠征しました。

このNGC1961は初撮影で4’弱の小さな銀河ですが、複雑な腕と暗黒帯があるようで相互作用銀河です。我が機材では米粒程度しか写らずトリミングしましたが、何とか複雑な腕は淡いながらも捉えることが出ました。

撮影日時、場所:2024年3月29日  19:30~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:R200SS(F/4、800㎜)+ZWO533+LPS-P2+EQ6+QHY5L

撮影条件:ゲイン300,-20°、5分×36枚、Pixinsight,Photshop,Graxpertで画像処理

NGC3242:うみへび座の惑星状星雲

今年2月に撮影した木星状星雲は、赤いガスが広がっているのが撮れたが、半分ぐらいだったので追加撮影した。今回は撮影開始が遅くなったので、南中を過ぎており条件は余り良くないが、時間を掛ければ何とかなるかも・・・ギリギリ粘って10枚追加撮影できた。追加撮影の効果があって、淡いながらも赤いガスがほぼ丸く炙り出すことができた。

PS:昨夜、星友Yさんと雑談していたら木星状星雲の話になり、画像処理を忘れていたことに気付きアップしました(^^;)

撮影日時、場所:2024年03月11日 00:30~ 愛知県旭高原元気村

撮影機材:プロミナー500+レデュサー(F/4.0、350㎜)+533+L-Ultimate+EQ5+QHY5

撮影条件:gain360、10分×(18+10)枚、計4.5時間 Pixinsight,Photshop,GraXpert