星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

2019-01-01から1年間の記事一覧

Sh2-308:おおいぬ座のミルクポット星雲

深夜になってやっと雲が去り透明感のある星空となってきた。今日はもう一つの難物であるSh2-308に挑戦した。淡いリング状の星雲でOⅢの輝線で発光しており、写真右側の星雲の左上に口のような構造があることから「ミルクポット」と呼ばれている。 星空には様…

Sh2-240:ぎょしゃ座の超新星残骸

Sh2-240はおよそ3000光年の距離にあり、直径は約140光年に及び10万年前に起こった爆発でまき散らされたガス雲のことです。極端に淡い星雲であるため導入や構図を決めることが非常に困難で、細かいフィラメント構造を浮かび上がらせ全体像を捉えるには相当な…

すばる:おうし座の散開星団 M45(プレアデス星団)

冬を中心に秋から春先まで観測できる「すばる」は肉眼でもボヤっとした雲のような塊の中に5~7つの星の集まりを見ることができる。 平安時代の清少納言の枕草子の中で「星はすばる…」と詠んでいます。また古来から 六連星(むつらぼし)とも言われ、自動車…

冬の星座の代表格オリオン座にある巨大な散光星雲バーナードループ

バーナードループ(Sh2-276)は、オリオン座の馬頭星雲やオリオン大星雲を含む巨大なオリオン座分子雲の一部を構成しており、オリオン大星雲付近に中心を持つ円弧状の形をしている。この星雲は同じ地球から約1600光年の距離にあり、星雲の直径は約300光年で…

初投稿:中部地方の山や海での星空撮影

: 初めまして。名古屋市在住の68歳男性です。会社生活卒業後の趣味として、①家族で、②仲間で、③一人でやれることをそれぞれ家屋と屋外に分けて持つようにと思っていました。中でもカメラ好きが高じて風景画や夜景では飽き足らず、以前から興味があった天体…