今年最初の撮影に元気村に出掛けた。年末年始にかけて取り回しの良くない機材の交換や清掃などをして、その確認をしながら撮影準備をしていた。望遠鏡のバランス調整中に突然鏡筒が落下してしまった。幸いにも丈夫なレンズフードと鏡筒バンドが鏡筒やカメラを保護したようで無傷だった。ガイド鏡の固定リングにキズがありあったが、緩んでクッションとなったようだ。原因は赤道儀のブラケットと交換したアリミゾプレートの固定が不十分だったと思う。撮影やガイドも影響がなかったが、新年早々肝を冷やした。
Sh2-224はぎょしゃ座の3つの超新星残骸のひとつで非常に淡く、撮影画像には何も写っていない。OⅢの輝線もあるようだが、手持ちのフィルターでは十分炙り出せなかった。月出の関係で3時間の露光であったが最低5時間ぐらいは必要と思います が、海外の作品では27時間露光というのもあります。全体像は何だか土偶のようで面白い。
撮影日時、場所:2023年01月12日 19:00~ 愛知県元気村周辺
撮影機材:FSQ106+レデュサー(F/3.6、385㎜)+ZWO533+D-BPフィルター+EQ6+QHY5L
撮影条件:ゲイン300、-20° 10分×20枚、Pixinsight,photoshopで画像処理