星見鶏

中部地方の星空を見たり撮ったりのブログです

月食のターコイズフリンジ撮影

今回の部分月食で一番撮りたかったのはターコイズフリンジ現象の撮影でした。太陽光が地球の大気中で散乱し屈折され、波長の短い青い光は強く散乱されるので、本陰に沿って青く見える現象です。一枚の撮影では表現できませんが、露出補正/AEB設定によりブラケット撮影をし、HDR合成で仕上げるやり方です。露出格差を大きくして撮影しなければなりません。今回は3台体制で、しかも極軸が合ってない(北極星が見えない)状態で月の移動調整やカメラ2台のAEB設定などやることが多すぎて十分な露出格差のある撮影が出来なかった。その為、月食で隠れている部分の表現や青い光の帯が不十分で、失敗の巻きであった。次回の月食時には失敗のポイントを生かしこのターコイズ撮影のみとしたい。

追加写真:Adobe Lightroomで自動位置合わせが出来ることが分かった

多少月食で隠れている部分の表現と青紫から水色のターコイズフリンジ現象が出たように思う

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《R200SS×1.4+60D,ISO800,露出1/1000~1/100》f:id:tosi0710:20211120225225j:plain